ほおずき地獄

さて、復刊が決まった「ほおずき地獄」なのですが、私の手元に予備が四冊あります(「巴之丞鹿の子」の方は予備がないので……すみません) もし復刊をお願いするときに必要だったら、と思って大事にしていたのですが、もう決まって必要ないので、今すぐ読んでみたい、と言う人がいたらプレゼントします。

・締め切りは来週月曜日、夜十二時までです。 aboutにあるメールアドレスに「ほおずき地獄」というタイトルで送ってください。応募者が四人以上いらっしゃった場合は抽選で。ハンドルでけっこうです。

・当選した人には、こちらからメールしますのでそのときにお名前、送付先を返信してください。(ブログでは発表しません)

・オク出し等はやめてください。古本屋に売るなら、復刊した後で。本にはサインと、お名前(為書き)を必ずします。サインなし、為書きなし、という注文には応じられません。

ちょっとこういう企画はやったことないので、不手際があったら申し訳ありませんが、なるべくないように努力します。いただいた住所、名前等は送付が終わったら破棄します。

ということで、欲しい人がいらっしゃいましたらどうぞ。茶屋町勝呂さんの表紙もとてもステキです。

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復刊のお知らせ

サクリファイス効果で、いくつか復刊が決まりました。普段は、なにがあるかわからないので、発売日が決まってから告知することにしているのですが、古書価格が高騰していると聞いたので、ちょっと早めにお知らせします。

まず「演じられた白い夜」、少し手を入れて、夏頃、実業之日本社より新装版にて復刊します。文庫ではありませんが、コンパクトなサイズになる予定です。

で、猿若町捕物帳の「巴之丞鹿の子」と「ほおずき地獄」も秋以降に、版元を光文社さんに変更して文庫で出し直してもらう予定です。この二作は気に入っているので、サルベージできてよかったです。

今日の夕食は筑前煮と、大根葉のおひたし、納豆でした。先週は外食が多かったのでしばらく地味食の予定。

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サクリファイス外伝

4月10日発売の、別冊小説新潮「Story Seller」に掲載されます。石尾と赤城の七年前の話です。たぶん、単行本にまとまるのは先の話だと思うので、よかったら手に取ってみて下さい。執筆陣も豪華です。

先日、柴田よしきさんより、テツのおもちゃとおやつ詰め合わせをいただきました。おやつに関して、テツは気まぐれであんまり食べないものもあるのですが、いただいた穴子ジャーキーはかなり気に入った様子。おもちゃも、たくさんいただいたのですが、とりあえず一個だけ。エビのお寿司のかたちをしたピーピーぬいぐるみ。新しいおもちゃが大好きなので、一度にあげてしまうともったいないのです。このあたり子どもと一緒だ。
また、なにかのご褒美にちょっとずつあげる予定です。

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文庫化のご案内

ひとつは「にわか大根」。唯一の時代物シリーズ猿若町捕物帳の三作目です。一作目、二作目が今手に入らないんですが、そのうち頑張ってなんとかしたいと思いますので、手に取っていただけると幸いです。話は全部完結しているので、こちらから読み始めても大丈夫。四冊目は今年中に出る予定です。

もうひとつは、「遙かなる夢ものがたり」。六年前に出た「遙かなる時空の中で」の外伝小説です。前回とイラストが変わっています。ノベライズではなく、話はオリジナルなので、ゲーム、漫画、アニメ等どれかひとつでも知っている方なら楽しんでいただけると思います。

今日の夕食はぶり大根ならぬ「はまち大根」、天然はまちのアラが安く売ってたので買ってきて作りました。普通に切り身で作るよりアラの方が好き。あとは人参とツナの和え物、冷や奴等。

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桜姫

文庫化されました。amazonへのリンクはこちら

もしよろしかったら手に取ってみて下さい。好きな話のひとつです。歌舞伎ミステリ、そう言えばしばらく書いてないなあ。

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大藪春彦賞

候補になったと聞いたときも、「私が?」とびっくりしたのですが、受賞の知らせを聞いて、本当に驚きました。選考委員の先生方、候補にあげてくださった方、そして応援してくださったみなさま、どうもありがとございます。プロになってから、賞の候補になったのもはじめてなのに、まさかいただけるとは思っていませんでした。実は、落ちたとき、日記になにを書くかも考えてたのに……。

昨日は新潮の担当さんが大阪まできてくださって、一緒に結果を待ったのですが、その前に、「そうだ。景気づけに財布でも買いかえよう!」と思いついて、45rpmに。ここで扱っているアンリー・クィールの革製品が素敵なのです。店員さんと話をしながら、「もう3年くらい使って傷だらけになってしまったので、買いかえようと思って……」と言って今使っている財布を見せると、「ええっ、まだまだ使えますよ。傷はメンテすると目立たなくなります」と言ってくださったので(商売気のないいい人だ……) 今の財布をメンテしてもらい、気に入ったのがあったので小銭入れを買い足すことにしました。
その後、受賞できたので、なんとなく私にとっては「幸運の小銭入れ」みたいな気分になってます。

今日はひさしぶりにタンシチューなど作りました。あとは、カブのサラダとか。

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amazonで

現在、品切れ中の「サクリファイス」。マーケットプレイスで定価以上で売っている人がいますけど、月末には増刷分が行き渡ると思うので、少し待っててください。あと、書店にはまだ在庫あるところがたくさんあるので、そちらで探していただくこともできます。

そして本屋大賞。ノミネートされました。投票してくださった書店員のみなさま、本当にありがとうございます。
なんというか、ほかがみんな超売れっ子の有名作家さんばかりなので、幕内、三役力士の中に、ひとり十両が紛れ込んでいる気がしないでもありません。少しでも上に行けるとうれしいなあ。

今日は麻婆豆腐と、キャベツのスープの予定です。

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遙かなる時空の中で3 紅の月

最近のお仕事
えーと、女性向け恋愛ゲーのアニメ化原作小説です。「遙か」は1と2は今まで外伝だのノベライズだのやっていたけど、3ははじめて。スケジュールがかなりタイトだったのですが、楽しんで書けたのでよかったです。
普段は1から10まで自分で考えて書くのが仕事だけど、既存のキャラとか、決まったストーリーをどうアレンジしてわかりやすく盛り上がる構成にするか、とかいうのもまた勉強になりますな。

しかし、試し読みコーナー、自分の文章なのに横書きと言うだけで目が滑ってなんか読みにくい。執筆するときも横書きなのに不思議だ。改行が入れられているせいかなあ。

ところで、毎年ベストテンなんて、自分には関係ないものとばかり思っていましたが、今年は「サクリファイス」が、早川の「ミステリが読みたい」で五位、「このミス」で七位をいただいて本当にうれしいです。鮎川賞をいただいたのが、十四年前なので、十五年周期くらいでこういういいことがあるといいなあ、と思います。

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キノベス

正式に発表になるのは、もうちょっと後のようですが、でも紀伊國屋書店のサイトには、すでに書いてあるのでここでもお知らせ。

紀伊國屋書店の書店員さんが選ぶ「キノベス」で「サクリファイス」が第一位に選ばれたそうです。どうもありがとうございます。紀伊國屋行脚したいほどうれしいです。鮎川賞でデビューしてから十四年。なんであろうと、一位なんていただいたことなかったので、とても幸せです。

たぶん、もうちょっとしたら紀伊國屋書店で「キノベス」の小冊子が配られるんですが、そこに短いエッセイを寄稿してます。見つけたら手に取ってみて下さいませ。

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タルト・タタンの夢

東京創元社から新刊です。ビストロのシェフが名探偵、という連作短編集。フレンチ縛り、というよりも食べ物縛りのミステリです。そろそろ本屋に出回っているので、よろしかったら手に取ってみて下さい。
子どもの頃からおいしい食べ物の出てくる小説が大好きで、いつか、そういうのが書きたいと思っていました。

ちなみに、これでデビューから三十冊目。東京創元社から本を出すのは十二年ぶりくらいでしょうか。

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サイン本

東京創元社HPで「タルト・タタンの夢」のサイン本を発売しています。応募期間が短いですが、よかったら申し込んでください。

あと、ananにもちょっとだけインタビューが載っているはず。福山雅治が表紙の号だと思います。まだ見てないのでちょっと不安。


今、追い込み中なので、今日はこれにして失礼。どろん。

追記:こちらで、サクリファイスのサイン本、一冊ですがチャリティオークションに出品してます。今のところ、まだ定価より安いのでお薦め。この号のOZマガジンにもインタビューが載っているはず。これもまだ未確認。

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増刷かかりました

おかげさまで、サクリファイス、増刷かかりました。初版分は普段と部数がそんなに変わらないのに、プッシュしてくださる本屋さんにたくさん配本したせいで、ないところには全然ない、という状態になってしまってました。そのせいか、「売ってない!」とあちこちで言われてしまいましたが、これで手に入りやすくなると思います。

ブエルタ、今回はメンショフが余裕でしたねえ。ちょっと、ジロのディルーカを思い出した。後半はサストレとサンチェスが勝負をおもしろくしてくれたので楽しめました。サンチェスのダウンヒルが美しくてうっとり。私は去年から、エウスカルテルのアントンくんを贔屓にしておるのですが、なかなか頑張っていて、それもうれしかった。2年後くらいには、優勝争いに絡んでいてくれるのではないかと思っております。

今日は今年初めてのサンマを焼きました。あとは、里芋の田楽と小松菜のおひたし、キャベツとわかめの味噌汁。数日前まではトマトときゅうりばっかり食べてたのに、急にあまり欲しくなくなりました。秋だな。

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世界の果てのビートルズ

世界の果てのビートルズ ミカエル・ニエミ
前に買って、積ん読本だったのを消化。これは、「男子」小説ですね。少年ものというと、純粋さとかそういうのが全面に出されることが多いけど、むしろ、アホでバカで、無鉄砲なところがキモ。過去に女子で、今はおばさんである身からすると、小中学生男子の行動は「なぜ、そんなに危ない方へばかり行く……」と、完全に理解不能なのでありますが、理解不能な分だけ、眩しかったり、うらやましかったりするのです。楽しそうだな、おまいら。

あと、これはスウェーデンの小説ですが、舞台はスウェーデン北端のほとんど、フィンランドに近い場所で、フィンランド語を話す人々がたくさん出てきます。今は、フィンランドというと、学力世界一だったり、QOLの高い国だと言われていたりするけど、この小説では豊かなスウェーデンに対比するように、貧しく田舎であるフィンランド(そして、主人公はスウェーデン人でありながら、フィンランド側に属する)という比較のようなものが、何度も出てきて、それが意外でした。1959年生まれの作者の自伝的小説なので、もちろんそれは過去のことなんですが、人口の少ない国の小説って、こういうのがおもしろい。
フィンランドの教育システムの本は、いくつか読みましたけど、かなり合理的だと思いました。高校でも大学でも、何年で卒業するか自分で決められる──つまり、さっさと必要なだけの単位を取って卒業するか、ゆっくりと在学して深く勉強するか自由──とか、試験は、年何回かの試験期間があって、自分でいつ、どの試験を受けるか選ぶ、とか。 いつ、どの試験勉強をして、どの試験を受けて……と自分でプランニングするわけですね。

……話がそれました。基本的には少年がロックと出会って、バンドをやって……という話なんですけど、住んでいる場所が違うと、まあここまで個性的な話になるのか、と思いました。あと、男らしさについての考察がおもしろかった。

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書店まわり

「サクリファイス」が発売になりましたので、上京して、本屋さんを何軒かまわってきました。サイン本を作ってきたので、お近くの人でサイン本が欲しい方は覗いてみてください。数に限りがあるので、いつまであるかはわからないんですけど……
行ったのは以下の書店さんです。お世話になりました。

 三省堂書店有楽町店(有楽町)
 丸善丸の内店(東京)
 丸善お茶の水店(お茶の水)
 三省堂書店神田本店(神保町)
 談錦糸町店(錦糸町)
 ときわ書房聖蹟桜ヶ丘店(聖蹟桜ヶ丘)
 紀伊國屋書店新宿本店(新宿)
 ブックファースト新宿ルミネ店(新宿)
 紀伊國屋書店新宿南口店(新宿)
 ブックファースト渋谷店(渋谷)

大阪は来週に市内の店を何軒かまわります。行ったらここで報告します。

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新刊のお知らせ

ひさしぶりのシリーズではない書き下ろし。
新潮社から「サクリファイス」が8月31日発売です。ちょっと先ですが、また忘れるといけないので念のため。
サイクルロードレースミステリですが、全然知らない人でも楽しんでいただけるように書いたつもりです。気に入っているので、手にとっていただけるとうれしいなあ。

私は、女性キャラの方が基本的に得意なんですが、題材が題材だけに、未だかつてない、「男祭り」となっております。登場人物ほとんど男。そういう意味では、今までの私の小説と少し違うけど、同時に「凍える島」や歌舞伎ミステリと同じく自分の根本にあるひとつのテーマを描いた話でもあるので、まったく方針転換したつもりもなく、むしろ原点回帰した気分もあります。


ここ数日、体温が上がり気味(たぶん風邪ではなく、体温調節がうまくいってない感じ)でちょっとつらいです。もしかして、もう更年期か?

なので、夕食は冷や汁。あとはひじきの煮もの、トマトのサラダ。

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カモ少年と謎のペンフレンド

大好きな作家、ダニエル・ペナックの翻訳されているものの中で、唯一読んでなかったこの本を、さっき読了。児童書なのですが、意外にも良質の本格ミステリでした。これを読む子どもは幸せだ。
どうもキャラ紹介が不親切だ、と思ったら、シリーズ3作目らしい。他のシリーズものも読みたい。

それにしても、海老蔵さんの怪我には驚き。仁左さんの女殺はたしかに見てみたいけど、身体が心配です。愛之助くんは結局最初から最後まで出ずっぱりになってしまうし。

ツールは女の子みたいに可愛いリーナス・ゲルデマンが爽やかにステージ優勝。ひさしぶりに応援に力入りました!

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柘榴のスープ

続いて読んだのはこれ
アイルランドの田舎町で、ペルシア料理店を開いたイラン人三姉妹は、排他的な人々に嫌がらせされながら、よき人々と交流し、官能的なスパイスの匂いとおいしい料理で人々を癒していく。という、ペルシア料理版「ショコラ」っぽい話。おもしろかったし、料理の描写はそれはそれはおいしそうだし、レシピまでついているし、(赤ヒラ豆って、レンズ豆みたいなものでしょうか)とても楽しめました。それだけではなく、ある意味フェミニズム小説でもあるなあ、と。「テヘランでロリータを読む」に通じる部分もあります。

あと、ロンググッドバイのペーパーバックも買ってきて、萌えた部分だけ読みました。(全部読み通す自信はちょっとない)原文でも変わらず萌える部分と、原文の方が萌える部分もありましたが、村上春樹の訳文のせいで、萌え要素が倍増している気がした。
"We were pretty good friends once."
と言われても、いまいちピンとこないけど、
「我々はかつて心を通いあわせた」
となると、きゅんとするというか……。まあこれは私が日本人だから、英語の感覚がよくわからないだけなんだろうけど。テリー・レノックスが出ている部分は、もう四回くらい読み返しているわけですが、毎回新たにくらくらする場所がでてきます。名作の破壊力は恐ろしい。

今日の夕食は、ニラとキムチと豚肉の炒め物、卵とにんにくのスープ、もずくとツナの和え物、です。さくらんぼをもらったので、デザートに。

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ロング・グッドバイ

結局、こっちに手を伸ばしてしまったわけですが……なに、この萌え小説。「長いお別れ」はもう20年くらい前に読んで、筋も大まかには覚えていましたが、まさかこんなに萌えるとは……。じたばたのたうちまわりながら、これも一気に読み終えてしまいました。名作なのに、申し訳ない。
ハードボイルド友情ものは、さほどツボではないので油断してました。なにもかも、テリー・レノックスが悪い。

ツール・ド・フランスがそろそろはじまります。ちょっとドーピング絡みのごたごたでモチベーションは下がってますが、それでも観る。

夕食はマグロ山かけ丼、ひじきの煮物、茗荷の味噌汁、つるむらさきのおひたし。普通。

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テヘランでロリータを読む

続けて読んだのがこれ。長いし、ノンフィクションなので二、三日かかるかなと思っていたら、おもしろくて一気読み。
その名の通り、テヘランで、女子学生と一緒に英文学の読書会を開いた女性英文学者の回想録。十~二十年前のイランで、女性であること、教師であること、そして小説を愛することの意味と痛みが書かれていました。まだちょっと考えがまとまらないのだけど、小説の持つ力について考えさせられました。それと、人を教えることに関しても。

続いて柘榴のスープを読もうか、それとも、ロング・グッドバイを先に読むか……。そろそろ仕事も本気モードに切り替えなければならないんですけど。

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カブールの燕たち/ヤスミナ・カドラ

カブールの燕たち」を読了。ひさしぶりに叩きのめされました。これ、好きだなあ。同じ作者のテロルもよかったのですが、作品としてはこちらの方が好み。
救いのない街で、救いのない夫婦に起こる奇跡のような事件。悲惨な出来事の中に一瞬差し込む光。それは一瞬で消えていくのだけど。

この作者の小説をもっと読みたいけど、まだ訳されてないのですね。フランス語の本は、Le Petit NicolasやTINTINなどの子ども向けのものをのぞけば、Bonjour tristesseとL'etrangerくらいしか読了したことないですが(この二冊は、フランス語学習者の基本ですな)、頑張って読んでみようか。
そういえば、ダニエル・ペナックのマロセーヌシリーズもそんなことを言って買ってあるのですが、まだ読んでないです。このシリーズ、もう翻訳してもらえないのだろうか。だとしたら、本気で気合い入れて読むしか……。

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キリコちゃんもの

お知らせするのが遅くなりました。キリコちゃんものの新刊「モップの精は呪文を知っている」 実業之日本社より発売中でございます。新刊情報すらまともに発信できないとは、作家本人のブログとしての存在意義は……と考えてしまいますが、こういうふうに事務能力が欠如した人間だとご理解いただければと思います。
今回、ちょっと重めの話が多いのですが、まあ、キリコちゃんにもそういうときはある、ということで。

あと、新潮社から出るアンソロジー「午前零時」にも「箱の部屋」という短いのを書いています。メンバーがとても豪華で、なんか私だけ「だれそれ?」という感じですよ。

昨日、沖縄食材店に行ったので、今日はタコライス。あと、玉葱とエノキの味噌汁と、ツナとトマトのサラダ。

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最近のお仕事

ひさしぶりに新刊でました。「ふたつめの月」(文藝春秋)です。「賢者はベンチで思索する」の続編ですが、前のを読まなくても楽しめるようにはなっていると思います。装丁が本当に素敵なので、ぜひ手に取っていただければ幸いです。

それと、松竹歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」にインタビューが載っています。なんかすごく緊張するのです……。

今日の夕食は鰺のお刺身、シーザーサラダ、しめじとめかぶの味噌汁です。

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二人道成寺

文春文庫で文庫化しました。文庫派の人や、単行本で未読の人はこの機会に手に取っていただければ幸いです。

昨日はラムチョップの柚胡椒焼きを作りました。一本、味付けなしで焼いて、これはテツに。すごい勢いで食べてたのでおいしかったらしい。今日はこれから作りますが、普通の献立の予定。鰯の丸干し、小松菜のおひたし、納豆、わかめと舞茸の味噌汁、きゅうりのぬか漬け。
先日、「最近献立あんまり書いてないですね」と言われましたが、似たようなものばかり食べているのです。

最近、我が家もNHKBSハイビジョンが見られることに唐突に気づきました。ですので、これから風林火山見てきます。

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「未亡人の一年」読了

これ、今年読んだ中でいちばんおもしろい本でした。脳細胞が歓喜にうちふるえるほど。最初は陰鬱な話かと思いきや、途中でぶっ飛んだ展開になり、その後なんかサスペンス的な展開になり、ラスト100pほどは、本当に幸せな気持ちになりました。まさか、そんなラストだとは!
たぶん、わたしはこの小説を忘れない。
なんだかひさしぶりに、「ガープの世界」や「ホテル・ニューハンプシャー」を読み返したくなりました。といっても、この後仕事の資料用の読書が十冊ほど控えているので、楽しみの読書はお預け。

桂吉朝師匠の早すぎる訃報に、とても驚いています。色気のある、よい落語を語る人でした。どうして、米朝師匠よりも先に……。

昼は、自転車で、スントゥブチゲのお店へ。石釜で炊いたごはんも、チゲもおいしかったです。ソウルで食べたのより少しあっさりめかな。きっとまた行く。

夕食はきのこのスープ、バジルのスパゲティ、青梗菜の蒸し煮。

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青葉の頃は終わった

光文社文庫から、出ています。ノベルズ版で読んでない方はこの機会に手に取って頂けると、とてもうれしいです。

ただ、帯に「感動」とか書かれていますが、感動するような話ではないと思います。普通の人が何気なく通る場所で、転んだり、蹴躓いたり、泥だらけになったりするような要領の悪い人たちの話です。しかし、わしの小説で感動できるような内容ってあったっけ、と顧みる。ないような気がするぞ。

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ベルカ、吠えないのか

実は本の感想を書くのは苦手で、おもしろかった、、まあまあ、よくわかんない、の3種類になってしまうため、なかなか書けないのですが、これは、ここしばらくでいちばんよかった。手が切れそうなほど鋭い文章と、語りすぎないのに、豊かなイメージを喚起する描写。感情を廃したような文章なのに、あちこちでボロボロ泣いてしまいました。たった一行で泣かせ、そして、それを引きずらないで次の場面に移る。
枚数はさほど多くないのに、すごく凝縮されてます。この人、はじめて読んだんですけど、ほかのも読んでみようっと。

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最近の仕事

ありがと。あのころの宝もの十二話」がメディアワークスから文庫で出ています。女性作家のみのアンソロジーで、昨年出た本の文庫化です。私の話も入っていますが、とてもステキな話がたくさんあって、いい本ですので、よかったら手にとってください。

あとは、ジェイ・ノベルでキリコちゃんものの中編、後編とか、別冊文藝春秋の「賢者はベンチで思索する」の最終話前編とか。今年は雑誌ばかりで本が出ない年のようです。来年早々、キリコちゃんの続編が出る予定ですが。今回は、キリコちゃんがいろんな会社に派遣清掃作業員として行く話。でも最後に書き下ろしとして、大介の話も入れようと思っています。

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さいきんのおしごと

よく考えたらときどき取り上げていました。テツのおやつ。しゃぶりすぎて汚れたアキレスとか、小さくなって、喉につまらせそうなヒヅメとか。取り上げても全然怒らないけど、内心恨んでたのだろうか。

まあ、それはそれとして、最近のお仕事。別冊文藝春秋に、「賢者はベンチで思索する」の第二回目。一応、話は一区切り。それと、東京創元社「ミステリーズ」に、ビストロ「パ・マル」シリーズを書いています。あと、「ネオロマンス通信CURE」に新しい遙か小説の連載を開始しています。今度はまた1の話。
それから、光文社文庫で、アンソロジー「名探偵で行こう」が出ています。キリコちゃんシリーズの「ダイエット狂想曲」が収録されています。
こんなものかな。
おっと、6月後半に、中央公論新社から「スタバト・マーテル」が文庫化されます。この機会に手に取っていただけると幸いです。

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