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潜水服は蝶の夢を見る

観てきました。ジュリアン・シュナーベルの映画は、「バスキア」も「夜になるまえに」も映画館で観てDVDも買ったほど好きだけど、これもとてもよかった。この人の映画は、悲惨な状況を描くときでも、どこか風通しがいい感じがする。音楽のせいかな。ラスト近くの、空を含むアングルで撮影されたパリの街は素晴らしい。
監督がフランス人の俳優を使って、フランス語で撮影することにこだわったのは成功だと思う。

そういやもうすぐアカデミー賞なのか。監督賞をこれが取るのは難しいかな?

ところで最近読んだ本「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」が、すごく面白かった。高かったのでちょっと迷ったけど、内容が濃かったので充分元は取れました。コンコルド墜落とか、スリーマイル原発とかの本当に「最悪」の事故が、どういう経過で起こったのか丁寧に解説してくれています。ハード面での避けようもないトラブルというのは、この本では扱っていないので、どれも「防ごうとしたら防げた」事故だというのが怖い。インドの17000人が犠牲になった殺虫剤工場の事故のことなんて本当にびっくりした。
しかし、いちばん危ういのはやはり人間の心理なのだということがわかります。

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