シルヴィ・ギエム オンステージ
観てきました。……なんか凄いもの観ちゃった……という感じでした。
まず、最初の「カルメン」 上野水香さんという人は、ほとんどのバレリーナが骨にわずかな筋肉をまとっただけ、という印象なのに、赤身の肉っぽい不思議な感じ。いえ、細いんですけど! なんかみっちり詰まっているというか、生命力を感じるというか。ひとつひとつの動作が小爆発みたいに歯切れがよくて、魅力的だなと思いました。
で、ギエム。いやはや、参りました。すごい才能を目の当たりにしたという印象。ちょっと涙でた。肉体がそのまま精神というか、なんか、こういうたとえはたぶん的確じゃないんだろうけど、インドの神様かなんかみたいだ、と覆いました。
歌舞伎はある意味「行間を読む」芸だったりするので、才能がさほどなくても、続けることで味が出たり、魅力が増すことも多いんですけど、バレエって、本当に才能と努力をギリギリに尖らせて挑む芸術なんだなあと思いました。
神から与えられたものと、自分でつかんだものが、そのまま剥き出しで出ている気がした。ちょっと怖い。
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