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December 2007

プリンタ死亡

風邪もまだ治りきっていないのですが、なんとか年賀状を作らなければとごそごそやっていたらプリンタが死亡しました。駄目なときは、なにをやっても駄目だ! 表は印刷しましたが、宛名はまだ印刷できていません。これから手書きで書くのか……と思うと泣きそうです。しかも、私、自分の住所のゴム印も持ってないし。作っておけば労力は半分だったのに!

弱っている間に松浦理英子さんの「犬身」を読みました。「ナチュラル・ウーマン」は私にとって生涯忘れられない小説のひとつで、ずっとあの小説を胸に抱いて生きてきたような気がするけど、ここへきて、また弱いところを突かれてしまった。言うまでもなく、私も犬好きのひとりなのだけど、その犬が好きな気持ちの裏側にあるものを暴かれてしまったというか……。そっとしておいて欲しかった、と思うのも小説を読む喜びのひとつ。
なにより、松浦さんの手による犬が、伸びやかで美しくて愛に溢れているのがよかった。ラスト近くのある一文で号泣。

夕食は野菜スープとか買ってきたお稲荷さんとか。まだ本調子ではありません。

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近況

とりあえず、ひとことで。

「イブに風邪」

お休みなさい……。

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シルヴィ・ギエム オンステージ

観てきました。……なんか凄いもの観ちゃった……という感じでした。

まず、最初の「カルメン」 上野水香さんという人は、ほとんどのバレリーナが骨にわずかな筋肉をまとっただけ、という印象なのに、赤身の肉っぽい不思議な感じ。いえ、細いんですけど! なんかみっちり詰まっているというか、生命力を感じるというか。ひとつひとつの動作が小爆発みたいに歯切れがよくて、魅力的だなと思いました。

で、ギエム。いやはや、参りました。すごい才能を目の当たりにしたという印象。ちょっと涙でた。肉体がそのまま精神というか、なんか、こういうたとえはたぶん的確じゃないんだろうけど、インドの神様かなんかみたいだ、と覆いました。

歌舞伎はある意味「行間を読む」芸だったりするので、才能がさほどなくても、続けることで味が出たり、魅力が増すことも多いんですけど、バレエって、本当に才能と努力をギリギリに尖らせて挑む芸術なんだなあと思いました。
神から与えられたものと、自分でつかんだものが、そのまま剥き出しで出ている気がした。ちょっと怖い。

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来年の大河予告

おもしろいかどうかよりも、瑛太がトイプーに見えて仕方ありません。「アヒルと鴨」のときは、ときどきトイプーに見える程度でしたが、髷を結うと常にトイプーです。色はたぶん、レッド。
今年はおもしろかったです。亀ちゃんもお茶の間に、強烈な印象を残したことでしょう。最初の可愛い春信から、ちゃんと威厳のある信玄までこなせてたと思います。でも、ときどき、盛り上がるシーンでちょっと笑ってしまったのも事実です。すごい顔芸だったもん……。

今日は、根菜と干し椎茸を煮たのと、子持ちししゃも、ブロッコリースプラウトのポン酢和え。

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ニキータ

美容院に行ってきました。「雑誌、なにをお読みになりますか?」と聞かれて、「なんでもいいですよ」と言ったら、持ってこられたのはニキータでした。遠い……遠すぎるよ、兄ちゃん。
はじめて手にとりました。初心を貫いて、今もアデージョとかアデオスとか言っているんだなあと知って勉強になりました。

しかし、美容院で悩むのは指名問題です。私の髪は素直で、よっぽど下手な人に当たらない限りはうまくまとまってしまうので、特に「この人じゃなければ!」というのはなく、だれにやってもらってもかまわないのですが、前にやってもらった人を指名しないと、仕上がりに不満があったのではと思われるのではないか、とか、かといって同じ人に何度もやってもらうと、いろいろ根掘り葉掘り聞かれてイヤ、とかいろいろあります。でも、今日の女の子は、あまり喋らない子で作業も丁寧でよかった。

シチューを今日カレーにして食べきりました。3日目あたりがいちばんおいしい。あとはベビーリーフとパルミジャーノのサラダ。

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世界屠畜紀行

昨夜くたびれて帰ってきたのに、読み始めた「世界屠畜紀行」がおもしろくて、おもしろくて結構分量があったのに、明け方までかかって読みました。売れているという話(九刷だった)だけど、納得。とはいえ、取材は全部自腹だというので、これくらい売れてもやっとトントンというところでは……。もっと売れて、続編を希望。
もともと、屠畜には関心があり、牛や豚を育てるところはメディアで紹介しても、肉にするところは存在しないかのように無視されているところに違和感を感じていたのですが、この作者の屠畜に対する愛情に、ちょっとびっくりした。この愛情があればこそ、一見とっつきにくい、抵抗がある分野をこんなにおもしろく描けたんだと思う。
屠畜に対する愛情と書くと、変な人みたいですが、殺すという行為は屠畜のほんの一瞬(でも、これをだれかがやらなきゃ、私たちは肉どころかハムもハンバーガーも食べられないし、魚だって殺すのは一緒)だし、あとは、おいしい肉にするための加工がほとんど。この過程がものすごくおもしろいです。
海外の屠畜業者や屠畜のテクニックだけではなく、日本の業者と工程についてもみっちり記述してあります。作者は数ヶ月、屠場に通い詰めたそうな。

これを読んだから、というわけではなく(買い物は昨夜して帰った)夕食はラムと白インゲンのトルコ風シチュー。なんか大量にできてしまった気が……。まあ飽きたらカレーにすればいいや。

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毎日のように

鍋を食べる今日この頃。二日続けて火鍋をやったので、お昼には残ったスープをラーメンにします。夕食は、ひさしぶりに鍋以外のものを食べたい。残った白菜をベーコンと煮て、残ったニラで味噌汁を作って、後は塩鮭でも焼くか。

ところで、ふと、昨夜「『一週間の歌』って、変な歌だったよなあ。『月曜日にお風呂をたいて、火曜日にお風呂に入る』とかさ」と考え、次の瞬間に気づきました。
「オレ、土曜日に沸かした風呂に、日曜日に入ってる……」と。
ええ、土曜日の11時半頃沸かして、日曜日の深夜12時頃に入ったわけです。まあ、その場合、24時間前の土曜日にもお風呂に入っていますが、まあそれはいい。
ずっと変な歌だとばかり思ってましたが、そっかー、別に変な歌じゃなかったんだ。あと、「金曜日は糸巻きもせず、土曜日はおしゃべりばかり」というのも私の場合ありがちです。

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遙かなる時空の中で3 紅の月

最近のお仕事
えーと、女性向け恋愛ゲーのアニメ化原作小説です。「遙か」は1と2は今まで外伝だのノベライズだのやっていたけど、3ははじめて。スケジュールがかなりタイトだったのですが、楽しんで書けたのでよかったです。
普段は1から10まで自分で考えて書くのが仕事だけど、既存のキャラとか、決まったストーリーをどうアレンジしてわかりやすく盛り上がる構成にするか、とかいうのもまた勉強になりますな。

しかし、試し読みコーナー、自分の文章なのに横書きと言うだけで目が滑ってなんか読みにくい。執筆するときも横書きなのに不思議だ。改行が入れられているせいかなあ。

ところで、毎年ベストテンなんて、自分には関係ないものとばかり思っていましたが、今年は「サクリファイス」が、早川の「ミステリが読みたい」で五位、「このミス」で七位をいただいて本当にうれしいです。鮎川賞をいただいたのが、十四年前なので、十五年周期くらいでこういういいことがあるといいなあ、と思います。

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キノベス

正式に発表になるのは、もうちょっと後のようですが、でも紀伊國屋書店のサイトには、すでに書いてあるのでここでもお知らせ。

紀伊國屋書店の書店員さんが選ぶ「キノベス」で「サクリファイス」が第一位に選ばれたそうです。どうもありがとうございます。紀伊國屋行脚したいほどうれしいです。鮎川賞でデビューしてから十四年。なんであろうと、一位なんていただいたことなかったので、とても幸せです。

たぶん、もうちょっとしたら紀伊國屋書店で「キノベス」の小冊子が配られるんですが、そこに短いエッセイを寄稿してます。見つけたら手に取ってみて下さいませ。

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