旅日記@6日目
鬱を引きずったまま、朝食。でも、このホテルの朝食がおいしくて、急に元気に。だいたい、フランスのプチホテルの朝食は、パンとカフェ・オレかショコラ、まあ、それにオレンジジュースがつくくらいですが、なによりパンがおいしい。バゲットではなく、全粒粉のパンがふたつと、さくさくのクロワッサン。きてよかったー。
今回は、パリを拠点に日帰りで行ける場所をまわる予定なので、この日は、シャンティィへ。昨日ユーロスターできた北駅から、列車に乗ってだいたい四十分ほど。シャンティィ・グルィユー駅から三十分くらい森の中を歩くと、シャンティィのお城の前に出ます。
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ルネッサンス様式のとても可愛いお城。ルーブルやヴェルサイユとくらべると、こぢんまりしていて(それでも充分大きいけど)なんだかいい感じです。中は美術館になっていて、ラファエロの絵などもあり、小さいわりには充実しています。庭園もとても立派でした。
人もヴェルサイユよりもずっと少ないので、のんびり見られて快適でした。
その後、そばにある乗馬博物館へ。入ると、お姉さんに「ポニーのショーがあるわよ」と言われたので、いそいそとドームへ移動。この乗馬博物館は、昔の馬小屋(といってもお城のように豪華)を使っていて、今も馬を何匹も飼っています。そばで見られるのでそれも楽しい。
ドームで、遠足らしき子供たちに混じって、ショーを見学。ポニーのが終わったと思ったら、今度は馬の調教ショーがはじまりました。
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おすわりする馬。
いや、これだけじゃなくて、もっと派手なアクションもしていましたが、フラッシュで馬を脅かすのが怖くて、あんまり写真は撮れませんでした。
ショーが終わった後、博物館をゆっくり見てまわって、外に。ちょうどお腹も空いたころだし、なんか「もうサンドイッチだけは死んでもイヤ」という気持になってしまっていたので、あたたかいものを食べに、遠回りにはなるけど、大通りの方へ出ました。
大通りに面した小さなビストロに入って、海の幸のサラダと、ジゴ・ダニョー(子羊のもも肉のロースト)を注文。海の幸のサラダは、少し酢がきつかったですが、スモークサーモンとムール貝、キャビアまで入っていて(偽物かもしれないけどわしの貧乏舌ではわからん)量がたっぷり、そして、ジゴ・ダニョーはやわらかいローストの子羊と、たくさんのインゲン豆、熱々のグラタン・ドフィノワがついていて、本当においしかったです。マダムもとても親切で、昨夜の鬱はすでに遙か彼方へ……。ここでの食事が、今回の旅行でいちばんの美味でした。
満足した後、ふらふら四十分くらい散歩しながら駅へ。
ホームで電車を待っていると、おじいさんが「いつもはこっちだけど、次の電車はあちらのホームから出るよ」と教えてくれました。危うく乗り損ねるところでした。パリから四十分くらいだけど、電車は一時間に一本くらいしかないので、乗り損ねるとヤバイのです。
この日の夕食は、フォションでバスク風野菜の煮込みとパンと、桃のタルトを買ってお持ち帰り。これももちろんおいしかったです。
ついでに、フォションでグロゼイユのジャムなどを購入。
オペラ座あたりはそれほど好きな場所ではないけど、どこにでるのも便利だし、食事の調達にも困らないです。
パリにくると、いつも金子光晴の「ねむれ巴里」を読みたくなるのですが、こういうものを読むから鬱になるのか。
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