列車に乗った男
DVDで観ました。
「ロスト・イン・ラマンチャ」でえらいことになっていた、ジャン・ロシュフォールですが、本作では元気そうでなにより。
「タンデム」のような男同士の友情物語だと思っていたら、むしろ、「歓楽通り」とか「髪結いの亭主」に通じる、「手の届かない人への憧れ」という方が大きかったように思います。はしゃぐ、ロシュフォールがかわいい。
静かで派手なところのない作品ですが、緩やかに張られた伏線が、そのままラスト10分間にめくるめく展開をみせるあたりが、まさに「巨匠の仕事」という感じ。鳥肌たちました。
語りすぎないラストシーンも見事。
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