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青の稲妻

「一瞬の夢」のジャ・ジャンクー監督の作品、「一瞬の夢」と同じく山西省の田舎が舞台なのに、ずいぶん垢抜けていて、これは今の中国がすごい勢いで変わっているということなのだろうか。この人の映画を観ると、「ああ、同じ世代の人の撮った映画だ」と思う。たとえば、フランソワ・オゾン監督の映画では、そんなふうに感じないのに。(オゾンは、わたしよりふたつ上、ジャ・ジャンクーはひとつ下)
この人の映像は、まるで開ききって、散る寸前の花みたいだ。醜悪になる寸前の美しさ。かすかにバランスが崩れただけで、それは地に落ちて腐臭を放つだろう。
そして、登場人物たちが持つ、ひりひりとした焦燥感と、なににも埋められない欠落。
何度も流れるテーマ曲(そして、原題でもある)「任逍遥」の歌が、そのたびに違う印象になる。

単調で退屈でもあるので、だれにでも薦められる映画ではないけど、胸に残る映画だと思う。もう一度観たい。

夕食は豚の角煮、切り干し大根と根菜の煮物、レタスのサラダ。

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